FXのロンドン時間を攻略する5分足手法について書いてみました。
前提としてロンドン時間はポンドとユーロが共に強い(もしくは共に弱い)状態であれば、短期の値動きはかなり強気でトレードできます。
上記を踏まえた上での欧州向けFX「5分足」手法です。
Twitterに投稿しているリアルトレードの根拠も深掘りするので参考にしていただけたらと思います。
本記事では具体的に下記の内容について深掘りした記事となります。
- FXのロンドン時間とは?
- FXのロンドン時間の特徴
- FXのロンドン時間で勝ちやすい手法
FXロンドン時間の「5分足」攻略手法について
ロンドン時間の主役通貨「ユーロ」と「ポンド」の方向性が同じの時は「順張りする」です。
ユーロもポンドも強いまたは、両方弱いというときが狙い目です。
以下の「5分足」4通貨ペアを監視します。
- ユーロ円
- ユーロドル
- ポンド円
- ポンドドル
上記の4通貨ペアが全て上昇している場合、ドルや円は置いてけぼりで欧州市場が盛り上がって買われていることがわかります。
逆に4通貨ペア全てが下降している時は、欧州勢が総売りされていると想像できます。
ここで上記の「総上げ」や「総下げ」がみて取れなかったら「5分足」では一旦静観する、もしくは上位足からの分析に切り替える方が良いでしょう。
どの通貨を売ったり買ったりすればいいかは下記の2通貨ペアで判断できます
- ドル円
- ユーロポンド
詳しくは下記のツイート引用「実践トレード」で解説しています。
FXのロンドン時間とは
ロンドン時間とは日本時間で下記の時間となります
・16時〜24時(夏時間)
・17時〜25時(冬時間)
ここで言うロンドン時間とはFXにおいて動きの出やすい時間します。
上記の時間では、「ポンド円やポンドドルでは100pips近い上下幅が出る」ことが結構あります。
為替差益を狙うFXでは、大きくレート(価格)が動く時間でないと値幅(pips)が狙えないため、損切りの判断が難しくジリジリと負けてしまう展開に陥りやすくなります。
上記の理由からロンドン時間では「現地の午前中や午後」「現地のお昼で市場参加者が減る」など、値動きのある時間帯をしっかり意識しましょう。
FXのロンドン時間の特徴
ロンドン時間の特徴としてFXでは1番値動きが出やすい時間と言われています。
実に為替市場の4割がこの時間に集中すると言われています。
そして世界中の投機資金があつまるロンドン時間において主役となるのが「ユーロ」と「ポンド」です。
FXで値動きの出やすい時間帯に、主役となる通貨を取り扱うことで相場参加者の総意を読み取るテクニカル分析の精度があがることも期待できます。
下記の記事ではロンドン時間の主役である「ポンド円」と「ポンドドル」の特徴についてお伝えしています。
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FXのロンドン時間で勝ちやすい手法「実践トレード」
上記で紹介した手法の実践です。
Twitterの投稿でも「根拠」は書いていますが、本記事では文字制限がないので、もう少し深掘りして解説します。
2021年9月30日(木)欧州時間
ポンドドルの上位足MA戻り売り。
【根拠】
・ユーロ系がかなり弱く、ユロポン逆転に注視
・ドル円上昇なので、売りやるならポンドルかユロドル
・損切は上位足MAを実体上抜け
・利確は直近の安値
・ドル円ポン円の抵抗線で浅めの利確、ポンドルのヒゲ先も利確理由 pic.twitter.com/1qE8iXnB4e— sakumafx (@Sakuma_FX) September 30, 2021
上記の場面ではユーロがかなり下げていたので、本来なら「ユーロ円」か「ユーロドル」を売りたいところでした。
ユーロ円とポンド円を見比べてもらうとわかりますが、ユーロ円の方が急激に下降していますよね。
ユーロポンドでも、この時間帯はユーロ下降でポンド上昇の構図だったはずです。
(ツイートではユロポン反転も期待してのポンドドル売りとあります)
ドル円をみて精密な強弱判断をする
しかし、ユーロが下げすぎたところから売り始めると戻されて苦しい思いをするので、いったん静観がセオリーです。
とはいえ、この時は「ドル円が強かった」んです。
もっと詳しく言うと米ドルが強く、日本円も決して弱くない状況でした。
それはユーロ円とポンド円をみていただくと、円に対しても欧州勢は弱いことがわかります。
セオリーは最強通貨VS最弱通貨
そこで「強い米ドルVS弱いポンド」で戦うことに決めて『ポンドドルのショート』をしたと言うわけです。
とはいえ、1番弱いのはユーロだとわかっていたので早めの利益確定をしています。
ロンドン時間の日常
上記のようなことが、ロンドン時間では頻繁に発生しています。
このロンドン時間、ポンド円やポンドドルなどボラティリティ(上下の値幅)のある通貨ペアでは100pips近く動くことも結構あります。
数時間ポジションを保有して50pipsを狙うより、毎日短時間で安定した20pipsを狙える場面があるということ、そしてそこを狙えるというのが本手法の強みです。
【まとめ】FXロンドン時間の「5分足」攻略手法
- 欧州勢が揃っている時がチャンス
- ドル円を見つつ、トレード銘柄をクロス円かドルストに絞る
- 通貨ペア「ユーロポンド」でトレード銘柄を1つに絞る
言葉にすると短いですが、イメージは少し上のツイートのようなトレードです。
しっかり欧州時間の波に乗れると、数分から数十分で10pips〜20pipsを難なく取れるようになります。
大きなpipsを狙いたければ複数ポジションを持てばいいだけなので、まずは安全に取れる値幅を見極める目を持つことが重要です。
ロンドン時間に慣れるための行動の仕方
上記のような取り組みを練習するには、日々同じ時間帯の通貨ペアを同時に表示し(大画面モニターにするか、複数モニターにする)監視するのがいいでしょう。
通貨ペア同士がどのように作用し合っているのかが分かると、単一通貨ペアでの判断だけでは根拠が少ないと感じるようになり、より精度の高いエントリーや決済のポイントが見えてきます。
通貨ペアの相関や強弱を網羅的に学ぶなら、FX教材「デイトレ大百科」はおすすめです。
下記の記事では実際に私が「デイトレ大百科」で学んだことをお伝えしています。
今回は評判の高い『デイトレ大百科』について詳しく解説していきたいと思います。 作者の及川圭哉さんはFXismを主催し、現在も現役のトレーダーとして活躍。億超えの実績を残されている有名FXトレーダーです。デイトレ大百科以外にも塾[…]