FXではリスクリワードが重要 【ウソ?ホント?】

FXではリスクリワードが重要 【ウソ?ホント?】

 

FXで勝つには『リスクリワードのいい場面』をやるって言われたけど勝てない。

これってなんじゃないの?って不安に思う時期がありました。

結論から言って、これって嘘じゃないです。

ただし、FXで勝つにはリスクリワードと手法がセットじゃないと意味がない。

本記事ではFXにおける、『リスクリワード』の嘘、本当を解説し、トレード手法との掛合わせについて解説します。

まず結論です。

「手法」よりも「リスクリワード」のほうが大事と発信される方が多いのはこういうことです。

『たとえ優位性のある場面でも、リスクリワードが合わなければエントリーしてはいけない』ということを強く伝えたいから。

激しく同意します。

100%勝てる手法がない以上は「デカい負け(リスク)は負うな」という事です

これをふまえてお伝えします。

FXのリスクリワード「嘘と本当」

 

【本当】FXトレードでは「リスクリワードのいい場面をやる」が常識とされています。

【嘘】しかし、「どの局面にも当てはまるか?」と言ったらそうではありません。

「勝ててるから本当」、「勝てないから嘘」という見方をなくし、エントリー前の場面を思い出しながら読んでみてください。

【本当】リスクリワードを測らないと「損切」「利確」ポイントを決めないのと同じ。

リスクリワードの重要性は本当という話

そもそも、リスクリワードを測らないトレードがあるとして「平均利益」や「平均損失」をどのようにマネジメント出来るでしょうか?

リスクリワードを決めずにエントリーはありえないはずです。

何故なら、『いくらの勝ちを狙うのか?』、『いくら負けを許容するのか?』この2つが決まっていないトレードは丁半博打と同じだからです。

【嘘】エントリーする起点がおかしかったら、リスクリワードもへったくれもない

リスクリワードは適当に測ると誤った目安(嘘)になりえるという話

リスクリワードと同時にエントリーポイントに優位性はあるのか(手法)が決まっている必要があります。

例えば、意識されそうな水平線を「サポレジ」とみたて、そこからリスクリワードを測ってエントリーする場合。

『水平線を引いたポイントが見当違い』だったら、リスクリワードの意味はありませんよね。

FXのリスクリワード「嘘は排除」。【手法とのかけ合わせが大事】

 

FXのリスクリワード「嘘と本当」をふまえ、どのようにしていくかの話です。

リスクリワードを認識しないトレードは「やればやるほど資金が減る可能性」があります。

「リスクリワードと手法」を決める重要性
「リスクリワードの取り方」は取引する時間軸によって変わる
「リスクリワード1:2」以上の場面はたくさんある

 

「リスクリワードと手法」を決める重要性

「優位性のある場面」と「リスクリワード」が組み合わさって初めてエントリーするか考える。

これが通常のエントリー場面です。

「リスクリワードを意識しているのに勝てない」という方は下記の3つに当てはまっていないか確認してみてください。

・方向性は合っているか?(数時間後のチャートを見れば確認できます)

・エントリーが早すぎないか?(引きつけが甘く、耐えれば勝ててた事が多い)

・エントリーが遅すぎ無いか?(エントリー直後にもみ合いになる事が多い)

 

上記3つが明確に答えられない場合、「勝てる場面」の認識が足りないかもしれません。

参考までに下記は私の鉄板パターンの記事です。
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取引する時間軸によってリスクリワードの取り方も変わる

短期トレード→勝率重視

資金回転率が良いので、勝率の高い手法であれば【リスクリワードが低い】場合も資金を増やしやすい。

何故なら「少ない獲得pips」を、勝率でカバーできるから。

短期決戦のため大きなロットを張りやすい反面、勝率が低いと「損小利大」の反対、「損大利小」になりやすい。

 

・長期トレード→リスクリワード重視

・1勝3敗でも勝ち越せるスタイル。

・「損切pips」と「利確pips」の差を明確に意識し、「損小利大」の王道を狙う。

 

ただし、大きなロットを張りにくかったり、長期ポジションにより保有中の資金を縛られることになる。

「リスクリワード1:2」以上の場面はたくさんある

【リスクリワード+手法】

単純に説明するとこうです。

現在レートからエントリーするとき、

①【手法】『利食い値』の方に行きやすい場面をトレードする。

②【リスクリワード】『損切り値』より、『利食い値』の方が遠くにある。

 

例えば【戻り売り手法】の場合。

2020.08.20ポンドドル1時間足(リスクリワードのいい場所まで引き付け)

 

①現在レート

②直近の高値実体

③直近の高値ヒゲ(越えたら損切)

④直近の安値実体

 

・1時間足で「意識されそうな水平線②まで戻ってきたらショート」する

・水平線②を軸に「直近の高値ヒゲ③、安値④をそれぞれリスクとリワード」とする

 

上記の手法の条件がそろったので「リスクリワード」を測ってみた。

【損切位置】 直近の高値ヒゲ③までが「12pips」だった

【利確位置】 直近の安値④までが「176pips」だった

つまりリスクリワードが1:10以上の場面である。

ここでエントリーするかどうか考える要件を満たしたことになります。

 

①【手法】『利食い値』の方に行きやすい場面をトレードする。

②【リスクリワード】『損切り値』より、『利食い値』の方が遠くにある。

 

上記の①②【リスクリワード+手法】が成立したのでエントリーしてみようとなるわけです。

終わったチャートなので、わかりやすく感じるだけなのはご勘弁ください。

実際は勢いよく上がったり、下がったりしているとサポレジなんて突き抜けそうで怖いんですよね。

だからリスクを明確に測る必要があるってわけです。

【その後の結果】2020年8月24日

2020.08.24ポンドドル1時間足(リスクリワードのいい場面まで引き付けの結果)

 

②の水平線は「抵抗線」となり④の利確ラインに到達。

FXで重要なのはリスクリワードって嘘?正解は手法とセットという話

結論:リスクリワードがFXで重要なのは嘘ではない。

しかし、優位性のあるポイントが確立された「手法とセット」での話。

何から始めるか?

やるべきは優位性のあるトレード手法の確立。

そして「その手法でさえも、リスクリワードが合わなければエントリーしない」という考え方が重要です。

手法よりもリスクリワードが重要と発信される方が多いのはこのためです。