FXでポンド円の攻略に苦戦していませんか?
ポンド円って「ボラがある」「乱高下が激しい」「殺人通貨」とこんなイメージではないでしょうか?
そんなFX界の暴れ馬通貨、ポンド円を攻略する方法をお伝えしたいと思います。
キーワードは『通貨ペアの連動』です。
私は主に欧州時間をトレードしており、たびたびポンド通貨の連動で「美味しい思い」をしたり、「ひどい目」に会ったりしています。
そんな中で分かったポンドの連動を獲りに行く『ポイントと注意点』をお伝えいたします。
FXでポンド円を攻略。5分足ならポンドドルと連動していたら【楽勝】
下記の条件下では、驚くほど簡単にpipsが稼げるという話です。
- ポンド円とポンドドルが「似たようなチャート形状」をしている
- ポンド円とポンドドルが「上昇」で同じ動きをしている
- ポンド円とポンドドルが「下降」で同じ動きをしている
ポンド円とポンドドルが連動する仕組みを理解しよう
画像<ポンド円とポンドドルが同じ動きをしている5分足>
画像をご覧ください。
ポンド円とポンドドルが連動していたら、「その波に乗れれば楽勝」です。
仕組みはこうです。
- 【上昇】ポンドが他の通貨に対して最も買われている
- 【下降】ポンドが他の通貨に対して最も売られている
だから通貨ペアの相手方(ドルや円)を無視して、ポンドが連動して動くのです。
FXでポンド円を攻略。ポンドドルとの連動を獲りに行くときの【3つの注意点】
FXでポンド円とポンドドルの連動を獲りに行くときに注意すべき3つ点をお伝えします。
注意が必要な理由として「ポンドの連動がいつまで続くかは誰にもわからない」からです。
①チャート形状は意識しよう
ポンド円とポンドドルが連動している時に「安心なのはチャート形状が似ているとき」です。
なぜなら、「チャート形状が似ている」ときは、邪魔になりそうな抵抗線が同じような場所にあることが多いからです。
そして、上位足の抵抗線や移動平均線が邪魔をしている時、ポンド円とポンドドルが素直に連動しなくなります。
ポンドが連動して動き始めて、のちのち似たようなチャート形状になることは多々あります。
しかし、動き出しを狙う場合、利益確定のポイントをポンド円、ポンドドルの「先に到達するほうの抵抗線」に設定するなど上下の揺さぶりに警戒しましょう。
②指標発表では新たな動きに注意
指標発表で揃って動くことは多いですが、ココでの注意ポイントは関係ない通貨の指標です。
せっかくポンドの上昇にうまく乗れている時などに他の通貨の指標があったりすると連動が崩れる可能性があります。
下記のようなサイトで指標発表の時間は常にチェックするよう心がけましょう。
YJFX経済指標カレンダー(無料)
https://www.yjfx.jp/gaikaex/mark/calendar/
③揃って動いていても、しっかり利確
「①チャート形状は意識しよう」でも、利益確定のポイントをポンド円、ポンドドルの「先に到達するほうの抵抗線」に設定するとお伝えしました。
理由は「連動するまでの動き」が違っていた場合、ポンド円、ポンドドルともに「売り買いの注文がたまっている場所」が違う可能性があるからです。
抵抗線となりそうなポイント、例えば『1時間足のレジサポ』や『4時間足のレジサポ』などではしっかり利益確定しましょう。
『分割エントリー』をしていれば、伸ばすポジションと手仕舞いするポジションをわけてもいいでしょう。
FXトレーダーの多くが使う分割エントリー手法。 実際、メリットはあるのでしょうか? その答えは「引き分けに持ち込み資金を守りやすい」というところが大きいと感じます。 FXトレードで有効な分割エントリーの方法とメリットについ[…]
FXでポンド円を【更に攻略】するうえで見るべき2つの通貨ペア
『ポンド円に限らず』ではあるんですが、「連動した通貨ペアの信頼度を高める方法」をお伝えします。
- ドル円
- ユーロポンド
ポンドが連動している時の「ドル円」をみてみよう
画像<ポンド系にドル円チャート追加。白い縦線は同じ時間帯を切り取った場面>
ポンド系最強の方程式
- ドル円が下降→「ドル」が売られているので、『ポンドドル』は上げやすい環境
- ドル円が下降→「円」が買われているので、『ポンド円』は下げやすい環境
- ポンド系が上昇→①や②の環境を無視してポンドが揃って動いている
※①②の環境の違いによりポンドドルはポンド円よりもきれいな上昇を描いている
上記のように「ドル円」はポンド円・ポンドドルに大きな影響を与えます。
つまり連動しているポンド系に対して「ドル円」が相関や逆相関となるわけです。
相関や逆相関を理解するには、少し慣れが必要ですが、ポンドの連動を発見したら積極的に見てみましょう。
上記の図では「ドル円」の下降を無視して【ポンドが揃って上昇している】のが見てとれます。
他の通貨ペアの動きをものともせず、ポンド主体で動いている。
「ポンド最強状態」ですので、『ポンド買い』の流れに乗っていい場面です。
ポンドが連動している時の「ユーロポンド」を見てみよう
画像<白い縦線が同じ時間帯のポンド円・ポンドドル・ユーロポンド>
ポンドがここまで強い場面では、『ユーロポンド』の状況は想像できますよね。
そうです、画像右端のように「ユーロポンドはチャートが下降になっている可能性が高い」です。
ユーロが売られ、ポンドが買われている状況です。
ユーロとポンドの強弱感の把握は「ポンドが一番強い」、「ポンドが一番弱い」を確認するうえで参考になります。
ポンドが強いにしろ弱いにしろ、「ポンドが1番であることが連動通貨ペアの伸びしろ」に大きく影響します。
ポジション保有中の継続か利確の目安にするためにもユーロポンドの強弱に目を配りましょう。
【まとめ】FXでポンド円とポンドドルの連動を攻略して取引を優位にすすめてみよう
ポンド円攻略の近道はポンド系の連動した伸びに便乗する事です。
- ポンド円、ポンドドルが同時に上昇したら、押し目で「買い」
- ポンド円、ポンドドルが同時に下降したら、戻ったところで「売り」
ポンド系の連動が強いか弱いかの判断は「ドル円」や「ユーロポンド」で判断します。(慣れが必要)
さっきのチャート画像でエントリーするならどこ?
画像<ポンドドルとポンド円をエントリーするならどこ?>
私なら<右図>ポンド円の抵抗になりそうな「下の赤い水平線からロング」、「上の赤い線で利確」を狙うでしょう。
ポンド円の赤水平線の間を測ってみたら「33pips」でした。
<左図>ポンドドルは勢いが強すぎて「どこで乗ったらいいかわからない」と感じたでしょう。
<右図>なのでやるならポンド系で弱いほうの「ポンド円」で押し目買いをします。
<左図>ポンドドルの1本だけある水平線は「エントリー」もしくは「利確ポイント」の目安したと思いますが、「上図ではぶち抜いて上昇しているので通貨ペアが揃っている時の逆張りは危険」だと分かります。
FXでポンド円を攻略しようと思った時は「欧州時間」を監視してみましょう。
ポンド系が主役となる時間帯なので、大きな動きが出やすいです。
「その時間は会社で見れないよ」という方は過去検証でもいいので上記の時間を見て、「ポンド円とポンドドルが連動する感覚」に慣れていきましょう。
そうすることで普段自分がトレードしている時間でも「ポンド連動」が始まった時やるべきことが見えてくるはずです。
※ちなみに通貨の連動や強弱については「億トレーダー及川圭哉さん」の天才チャートを使った考え方【及川式】です。
デイトレ大百科から、この考え方を学んだことによって短期デイトレでの「相場予想は排除」し、『相場対応』が出来るようになりました。
今回は評判の高い『デイトレ大百科』について詳しく解説していきたいと思います。 作者の及川圭哉さんはFXismを主催し、現在も現役のトレーダーとして活躍。億超えの実績を残されている有名FXトレーダーです。デイトレ大百科以外にも塾[…]