ユーロドルの癖を見極め、勝率アップに繋げる特徴をピックアップしてみました。
この癖を把握することによって、ユーロドルのトレードを有利にするだけでなく、為替相場全体を理解するためにも使えるようになります。
なぜならユーロと米ドルの組み合わせは世界最大の取引量を誇る通貨ペアだからです。
ちなみにタイトルの○○はレンジです。
ユーロドルの癖とは?
<ユーロドル直近1年の日足チャート>
ユーロドルの癖とは?
上記画像をご覧いただくとユーロドルが長期足(日足1年分)で見ても600pips幅の大きなレンジであることがわかります。
※上記のチャート画像の期間2020年7月〜2021年8月
◼️ユーロドルの癖とは『レンジになりやすい』ということです。
なぜなら、米ドルとユーロという世界2トップの通貨同士の取引だからです。
当然、実需も安定しているため為替相場の価格の綱引きも大きな変動が少ないのです。
■ユーロドルのレンジになりやすいという癖を利用した手法について
ユーロドルの癖を利用した手法は【逆張り】です。
上記画像の黄色枠の下限で「ロング」、上限で「ショート」。
直近の8/30までのチャートを見るとロング側優勢ですね。
トレードは「損切りを背にして戦うのがセオリー」ですから黄色枠からローソクが出たら損切りです。
そうすることによって損切りリスクに対して、利確のリワードが大きくとれる損小利大のトレードを実践出来ます。
まずは、レンジになりやすいユーロドルをわかりやすく比較してもらうため、同期間のその他通貨ペアはどういう状況なのか載せてあります。
★ユーロドルと同期間の別通貨ペアの状況
ポンドドルの日足
ユーロドルよりも若干マイナーな『ポンドドル』です。
影響力の大きい米ドルに対し、ユーロより影響力の小さいポンドは大きな動きになりがちなのがわかります。
年間のボラティリティはユーロドルに比べて2倍以上です。
ポンド円の日足
ユーロドルやポンドドルより、更にマイナー通貨同士の『ポンド円』です。
もちろん上記画像はすべて同期間のものです。
ユーロドルに比べて値幅は4倍近くになります。
★出来高が大きいメジャー通貨同士だからこそ『レンジ』になる。
つまり、ユーロドルの癖はレンジになりがちという事です。
逆にポンドドルやポンド円はレンジ狙いで逆張りなどすると、平気でぶち抜いてきたりする特徴もあります。
ポンド系の特徴や癖については下記の記事で詳しく書いています。
[st-card myclass=”” id=”726″ label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””] [st-card myclass=”” id=”882″ label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””] ここまでが結論部分ですが、下記では実際のトレードに落とし込んだ話をしていきたいと思います。
■次の項でのポイントは下記の3つです
これらの癖を加味してトレードを有利に進めていきましょう。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]ユーロドルの癖①レンジが多い
ユーロドルの癖②動きが出やすいタイミング
ユーロドルの癖③テクニカルが効きやすい
ユーロドルの癖①レンジが多い
ユーロドルはレンジが多い。
ユーロドルはレンジになりやすいのでの何度も跳ね返される。
★つまりユーロドルは長期足レンジの高値、安値の逆張りは効果的な手法といえます。
米ドルとユーロという世界一実需のある通貨同士なので、良くも悪くもレートは安定しています。
レートが安定しているということは価格の上下幅が少なく一定の価格に留まりやすくなるということですね。
ユーロドルの癖②動きが出やすいタイミング
ユーロドルは動きの出やすいタイミングや出にくいタイミングが明確です。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]①1年を通して季節的に動きが出にくい時期
②1日を通して動きが出やすいタイミング
■季節要因(夏枯れ相場)
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]夏は為替相場全体の動きが鈍くなるといわれますが、ユーロドルもまさにそうです。
ヨーロッパのサマーバカンスは有名ですね。日本もお盆休みなどは企業がお休みとなり、実需に伴うお金の動きが少なくなるので為替相場の動きも少なくなるワケです。
■時間帯[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
ユーロドルの動きが出やすいのは、【16時~24時】(現地の朝から夕方)に掛けてとなります。
この時間はユーロに限らずポンドも動きます。
まさに『欧州時間』と呼ぶに相応しい時間帯です。
逆に考えると、単純に現地時間の夜中などは企業が動いていない場合が多いのでお金の動きが鈍くなるという事です
時間帯の動きについては日足だと分かりにくいので、4時間足や1時間足以下で見ると感覚が掴めると思います。
[/st-mybox]
ユーロドルの癖③テクニカルが効きやすい
ユーロドルはテクニカル分析が効きやすいと言えます。
★米ドルとユーロというメジャー通貨同士なので、『大衆心理で動きを読むテクニカル分析が有効』です。
ユーロドルは世界一の取引量を誇る通貨ペアです。
ですので、相場参加者の総意による値動きを分析するテクニカルは最もハマりやすいと言えます。
たとえば、押し目買いや戻り売りなど『損切り目安がつけやすく、単純なテクニカル分析』から検証してみることをおすすめします。
ちなみにユーロドルよりボラティリティ(pipsの上下幅)のあるユーロ円との連動を狙う取引も高勝率が期待できます。
上記の時間帯と下記の記事を参考にしてみてください。
【まとめ】ユーロドルの癖を活用したレンジ手法
【ポイントのまとめ】
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]①ユーロドルの癖はレンジになりやすい
②相場参加者が世界一多い通貨ペアである
③相場参加者が多いからテクニカル分析が有効
④①〜③を加味して、長期足レンジ高値や安値の逆張りが手法としてはおすすめ
【行動の仕方】
日足の1年分チャートをみるとテクニカル的にも『ロングが優勢』でしょう。
損切りは黄色枠の下限、利確は黄色枠の上限に置くことでリスクリワードもかなり良いトレードが可能です。
とはいえ、長期足なので損失も利益も大きくなる反面、結果が出るまで時間がかかります。
余剰資金が豊富にあり、損切りか利確の結果が出るまでホールド出来る方はいいですが、そうでない方は効率が悪くなります。
小資金で資金回転率を上げるには、『短い時間軸+ボラティリティのある通貨ペア』を使ったトレードが合うはずです。
FXで少ない資金を高勝率スキャルピングで回す取引スタイルについては下記の記事をご覧ください。
[st-card myclass=”” id=”495″ label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””]それでは本日は以上です。