ポンドドルをメインにするにあたりアノマリーについても知っておきましょう。
『セル・イン・メイ』や『夏枯れ相場』、『ジブリの呪い』なんていうオカルトチックなものまで、ポンドドルのアノマリーについてピックアップしてみました。
果たして、アノマリーはトレード根拠となりえるのでしょうか?」
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ポンドドルのアノマリー解析結果
なぜなら勝っても負けてもポンドドルアノマリーのデータって年に数回しか貯まらないわけで、期待値を求めるトレードにおいて完全にデータ不足なんですよね。
ポンドドルアノマリーを分析手法としてトレードするなら、『薄っぺらいポンドドルテクニカル分析』や『薄っぺらいポンドドルファンダメンタル分析』のほうがマシだと感じます。
とはいえ、欧米の決算月で多い3月、6月、9月、12月の付近にあるアノマリーについてはポンドドルも『警戒』をした方が良いといえます。
理由として決算月付近で大口(機関投資家など)がポジションを調整したりする可能性があるからです。
逆に決算月を終えた1月、4月、7月、10月などは新たなポジションが作られやすいと言った話もあります。
いずれも事実とアノマリーの混同した考え方になっていますね。
上記を加味した上で怪しい時はやらないに徹することがポンドドルトレードの重要なポイントといえます。
結論はお伝えしましたが、そもそも論としてもう少し深掘りしたいと思います。
そもそもアノマリーってなに?
アノマリーとは効率的市場仮説とは矛盾するような金融市場の『ねじれ現象』とあります。
つまり、「ちゃんと説明できないけど、よくあるよね」っていう一種の『金融オカルトあるある』という認識でいいでしょう。
FXアノマリーの種類や根拠は?
セルインメイ
投資の格言「Sell in May」
5月にポジションを手放して、しばらく戻ってくるなというようなことです。
ヘッジファンドなどに5月、10月決算が多いという見方もあります。
大口のポジション解消により市場の動きが鈍るからやっても儲からないよという感じです。
夏枯れ相場
5月に決済したらバカンスに出掛け秋までもどる必要がないというセルインメイの日本版です。
詳細は1つ上の項と同じ。
ジブリの呪い
金曜ロードショーでジブリ作品が放送された直後から円高や株価の下落が起きやすくなるという説。
WSJ(ウォールストリートジャーナル)から日テレやジブリに取材の要請が来るほど頻繁の起きていた。
ただしジブリ作品の放映が、『金曜なのでアメリカ雇用統計と被る日が多い』ので、乱高下しやすく「偶然説」も濃厚。
信頼できるFXアノマリーと裏付け結果
信頼できるFXアノマリーと裏付け結果については『特に無し』です。
なぜなら、裏付けとなる根拠としてググると沢山出てきはするものの、個人トレーダーレベルがトレードに活かせるほどの根拠にはならないからです。
やはり個人トレーダーの最大の強みである、※「機動的なポジョンの構築や決済」を考えると『警戒』レベルで充分といえます。
※大口と違い、反対売買してくれる大きなポジションを探さなくても、個人の売り買いはすぐに成立できる。
【まとめ】ポンドドルのアノマリー
ハッキリ言ってポンドドルのテクニカルトレーダーが気にする程のことじゃないでしょう。
というわけで【結論】でもお伝えした通り、ポンドドルアノマリーを分析手法としてトレードするなら、『薄っぺらいポンドドルテクニカル分析』や『薄っぺらいポンドドルファンダメンタル分析』のほうがマシです。
なぜなら勝っても負けてもポンドドルアノマリーのデータって年に数回しか貯まらないわけで、期待値を求めるトレードにおいてデータ不足だからです。
ポンドドルアノマリーはオカルト程度に考えて、期待値データが積み重なる方法を引き続き勉強していきましょう。
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