「ユーロ円は合成通貨だから難しい」なんていう声がありますよね。
確かにチャートを見ていてもヒゲが多くなりがちだったりします。
そんなユーロ円ですが難しいと考える前に、まずは簡単な場面に取り組んでみてほしいと思います。
そこで今回は、ユーロ円が難しい理由を、明確にします。
その上で、難しい理由を逆手に取ったユーロ円の簡単な場面を紹介したいと思います。
ユーロ円が難しい理由と解決策
ユーロ円が難しいとよく言われるのが合成通貨だからという理由ですがもう深掘りすると下記です。
米ドルに影響されやすいのであれば、トレードの目線を別の通貨ペアに置くことで簡単な場面を把握することが出来ます。
つまり影響力の強いドル円やユーロドルの大きな動きの時は、ユーロ円も同じ方向へついていくことが多いんです。
ユーロ円を取引する際の目線の置き方
- 『ドル円』の上昇(下降)に対してユーロ円はどっちを向いている
- 『ユーロドル』の上昇(下降)に対してユーロ円はどっちを向いている
上記のようなユーロ円に大きな影響を及ぼす通貨ペアと『同じようなチャート』になることが多々あります。
こういったドル円やユーロドルを目線を合わせてみることでエントリーの精度は格段に上がります。
ここからは具体的な事例を含めてお伝えします。
①ドル円との連動
②ユーロドルとの連動
③上記①と②が発生しやすい時間帯
ユーロ円の解決策①ドル円と連動
円シリーズが揃って動くパターン
下記のツイートは東京時間9:30から円シリーズが揃って下げてきたパターンです。
結果、この時は戻されていますが負けにくく、大きく勝てる時が多いパターンです。
2021年8月12日(木)東京時間
9時過ぎから円シリーズショート。
利確をためらっていたら戻される展開。
ポンド円は、何度も建値で切らされて、「今からやるなら」で再エントリー3回。【根拠】
・ドル円、ユーロ円の上位足MAが下向き
・ポンド円は4HMAが邪魔だがイン
・想定と違ったので終了 pic.twitter.com/pDzguAWeUx— sakumafx (@Sakuma_FX) August 12, 2021
ドル円が先行して動くパターン
東京時間、こちらはユーロ円上位足がエントリー時には定まっていないが、ドル円上昇にくっついてユーロ円もあげたパターンです。
ドル円についていく状況は結構な頻度で現れるのでユーロ円を取引するならドル円も見たほうがいいです。
2021年8月10日(火)東京時間
半年ぶりくらいの東京時間トレード。
ポン円4HMAタッチで全利確。【根拠】
・#及川式 MA密集からの離れ
・ユーロ円以外の方向性は上位足で上と判断
・日経とドル円が1HMAに支えられていた
・ドル円上げたら、皆付き合ってくれるだろう的な感覚
・損切はMA下抜けで狭い pic.twitter.com/gxoJjOhOME— sakumafx (@Sakuma_FX) August 10, 2021
NY時間の円シリ–ズ揃いパターン
ポンドのショートをしていて損切りさせられました。
何かと思えば「円シリ–ズの揃い上げ」です。
当然ユーロ円も上昇。
2021年8月5日(木)NY時間
21時、ポン円ショートの損切スタート。
・・・からのロングに切り替え、一旦引き分け。
21:30の指標後にやれそうならやる。【根拠】
・ポン円売りが1時間足の方向へ抜けて損切り
・ドル円も、ユーロ円も上昇
・ポン円が1時間足、4時間足の方向へ上昇 pic.twitter.com/baapLSjqNU— sakumafx (@Sakuma_FX) August 5, 2021
ユーロ円の解決策②ユーロドルと連動
ユーロの影響力が強くなった時のパターン
<画像右>ユーロ円とユーロドルが陽線です。
ドル円は大きく陰線が出ていますので、ドルは弱くユーロは強いことが見て取れます。
上位足のMAをぶち抜いて上昇するようなら、トレンドが転換し断続的な買いが入りやすくユーロ系を強気で引っ張ってもいい場面ですね。
2021年7月22日(木)NY時間
21時過ぎからエントリー、ポンドルロングでうっとおしい展開。
25分の足でなんとか引き分け逃げ。(決済画像なし)21:30
「指標後でユーロ円4HMAを下抜けしなければ逆張り」
・ドル円下げ
・ポンドル上げ
・ユロドル上げ
よくわからんのでプラス逃げ。 pic.twitter.com/SPEepPXM3w— sakumafx (@Sakuma_FX) July 22, 2021
ユーロ円の解決策③必勝パターン発生時間帯
①ドル円と連動
・東京時間 9:00〜15:00
・NY時間 21:00〜25:00
②ユーロドルと連動
・欧州時間 16:00〜24:00
・NY時間 21:00〜25:00
①は円や米ドルの絡みで、東京時間やNY時間でよく発生する。
②はユーロや米ドル絡みで欧州時間やNY時間でよく発生する。
※NY時間は①②どちらのパターンも発生しやすくチャンスに見えますが、判別に苦労することもあります。
まとめ【ユーロ円が難しい】を解決
FXでユーロ円の取引が難しく感じるなら、簡単な場面を理解しよう。
ユーロ円の動きが分かりやすい場面
- 円シリ–ズが揃う場面(ドル円、ユーロ円、ポンド円)
- ユーロシリ–ズが揃う場面(ユーロ円、ユーロドル、ユーロポンド)
ユーロ円の簡単な場面が理解できたら、場面の発生しやすい時間帯を理解しよう。
ユーロ円の動きが分かりやすい場面が多い時間帯
- ドル円と連動
・東京時間 9:00〜15:00
・NY時間 21:00〜25:00 - ユーロドルと連動
・欧州時間 16:00〜24:00
・NY時間 21:00〜25:00
本ブログでは毎回言っていることですが、慣れるまではデモか小ロットでユーロ円の取引を練習してみましょう。
ユーロ円に触り続けることで「特徴」や「癖」についても感覚的にわかってきます。
この辺りは勉強だけでなく『体得』に近いイメージでトライしてほしいと思います。
本記事でお伝えしている内容は#及川式トレードをベースに多少自分なりにアレンジして組み立ています。
基本的なところがまだわからないという方は1つの軸を決めて取り組むのが最も早い上達につながると思います。
私のFXトレード軸になっている、「通貨相関・通貨強弱・時間帯管理の教材レビュー」です。
まだFXトレード軸が決まっていない人は参考までに。
今回は評判の高い『デイトレ大百科』について詳しく解説していきたいと思います。 作者の及川圭哉さんはFXismを主催し、現在も現役のトレーダーとして活躍。億超えの実績を残されている有名FXトレーダーです。デイトレ大百科以外にも塾[…]