仮想通貨の上昇に乗り、資産運用していくためのチャート分析の基本についてお伝えします。
仮想通貨のチャート分析する以前に見落としてはいけない、「相場」の考え方が1発で理解できます。
仮想通貨チャート分析の基本「3選」はこれで決まり
仮想通貨のチャート分析といえば「テクニカル分析」を真っ先に考える人も多いと思います。
しかし、チャートの動きは何によって作られているかといえば「買い」と「売り」による【需要と供給】に他なりません。
そんな需給がないタイミングでチャート分析をしても正確な情報は掴むことは難しいものです。
そこで重要になるのが下記の3点。
・仮想通貨市場に入っている資金量
・ビットコイン価格
・チャート分析
上記の3点が重要な理由を簡単にまとめると下記のようになります。
仮想通貨市場に「充分なお金」が入ってきて、中心となる「BTCの売り買いが活発」なほど、BTCの通貨ペアになりうる「他の銘柄」にも資金が回る。
上記のような『需要と供給が増えている時』に初めて、個別銘柄のチャート分析が有効となる。
具体的な確認のやり方を各項で「深掘り」していきたいと思います。
参考サイトとして見やすい、「コイングラブ」という下記のサイトから抜粋してお伝えします。
仮想通貨市場に入ってきているお金の量をみよう
画像の左上にある赤枠をご覧ください。
仮想通貨市場の「全体時価総額」とあります。
この画像では、『日本円で98.86兆円』のお金が仮想通貨市場に流れ込んでいることがわかります。
重要なのは、ここの全体時価総額が大きくなるほど仮想通貨市場の発展に繋がり、需給の高い市場となるという事です。
需給が高いということはそれだけ「市場参加者」が増えているということでして、市場参加者の相場心理を読み解くための「仮想通貨チャート分析」(テクニカル分析)の精度も高まります。
ちなみにに2017年の仮想通貨バブルと言われた時期での全体時価総額は90兆円でした。
仮想通貨市場の原動力。ビットコイン価格をみよう
つぎにビットコインの価格に注目しましょう。
左は円建て価格、右はドル建て価格です。
どのような仮想通貨を取引するひとも必ずBTCの価格はチェックします。
200万円や2万ドル、300万円や3万ドルといったキリにいい価格は売り買いが多くなる傾向があります。
仮想通貨市場の半数以上の需給はビットコインによって保たれています。
そんな、ビットコインの市場占有率を測る数字が、「ビットコインドミナンス」のパーセンテージです。
こちらの画像では市場占有率67.46%となっています。
先に述べた全体時価総額を約100兆円と考えると実に67兆4600億円はビットコインの時価総額という事です。
仮想通貨全体に及ぼす影響は圧倒的で、ビットコイン次第で仮想通貨市場はどのようにでも変化しうる可能性があります。
「この先上がるの?下がるの?」チャート分析(テクニカル分析)をしてみよう
赤い2本の①と②の水平線が引いてあります。
テクニカル分析の基本でいうと、①の前回高値を越えられない状況では「②の水平線付近まで下落する可能性」や「①と②の間の価格でもみ合う可能性」があります。
それ以外の可能性としては①を越えて『新高値』をつけに行く場合と②の水平線を下抜けて下落する場合も大いにあり得ます。
この時の抵抗となる水平線付近の動きは「需給が高い状況」であれば読みやすくなります。
【上記画像から具体的な分析ポイント】
需給が伴い、「市場参加者が多く見込まれる場合に①の高値を越えて新値をつけに良く動き」が出たら『買い』を試してみるのも面白いでしょう。
その際の『損切ライン』は①の水平線をもう一度下抜けしたらとすると、「高値の上限は果てしなく、損切はタイトにできる」格好のポイントです。
利益確定のポイントは想像もつきませんが、「全体時価総額が下がってきたら利確」としてもいいでしょう。
全体時価総額の大きさは仮想通貨市場(ビットコイン)への期待値とも言えますからね。
もう一点、重要な「買いポイント」は『②の水平線での反発上昇を狙う』場面です。
もしも、②の水平線まで価格が落ちてきたら絶好の買いポイントとなります。
理由は前回高値(2017年)であり、「空売り勢の利益確定ポイント」だからです。
【売りの利益確定=買い需要と同義】
「損切」は②の水平線を下抜けしたらと設定すれば、損失も限定しつつ100万円以上の値幅を狙うことが出来ます。
ココでは利益確定のポイントは①の水平線となります。
テクニカル分析については当サイトのFX記事にも書いていますのでお時間あればご覧ください。
【まとめ】仮想通貨チャート分析の基本「3選」
仮想通貨チャート分析の基本「3選」とは下記の3つを重要視します。
・仮想通貨市場に入っている資金量
・ビットコイン価格
・チャート分析(テクニカル分析)
上記の3つを重要視する理由は、仮想通貨市場に入っている資金量が少なかったり、ビットコインの価格(取引量)が少ない場合、仮想通貨全体の『出来高が少ない』事が考えられます。
出来高が少ないとチャート分析(テクニカル分析)の精度が落ちてしまうので、「買っていいのか売っていいのかが分からない」状態となります。
ですので「仮想通貨チャート分析の基本」は上記の3つが揃ってはじめて、信用に値する分析が可能になるといえます。
それでは今回は以上となります。