FXにおける損切りのすべてー損切りの目安と注意するべき点

FXにおける損切りの悩みを解決するべく、損切りの重要性からトレード時の取り組み方までをお伝えする記事です。

リアルFXトレードでの事例から、利益につながったパターンなど具体的に紹介し、資産増加曲線を安定させることに繋がる内容です。

答えだけ先に言ってしまうと、損切りしたトレードがミスではなく、エントリータイミングが早すぎるというパターンが結構あるというお話です。

【まとめ】の部分でTwitterに投稿した内容をもとに解説しています。

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【FXの損切り】3つにまとめて解説

 

FXにおける損切りの全てを3つにまとめてお伝えします。

さーくま
下記の項目を全てクリアしないとFXで勝ち越し、資金を増加させることは困難だと言えます。
  1. 損切り幅
  2. 損切りルール構築
  3. 損切り注意点

FXの損切り幅の決め方

FXにおける損切り幅の決め方は、元手となる資金によって決定しましょう。
簡単な目安として『資金の2%以内』でプランを作るのが安全と言えます。

理由としては②の『損切りルール構築』でお伝えしている破産確率が関係してきます。
とはいえ、勝率が低かったり、勝てる金額が少なかったりすると話は変わってきます。

例えば10万円の元手で1万円の損切り(資金の10%)をしてしまうようでは、リスクを取りすぎと言えます。
この場合、勝率6割以上を維持していても、よほど「利益を出せるルール」でない限り『破産』の可能性が出てきてしまいます。

損切りルールの構築

上記でお伝えした破産しないための損切りについて一歩目です。
ちょっとやそっとの損切りでは口座破綻しないための損切り幅を知っておく必要があります。
これは「ご自身の損切りルール構築」といえます。

下記のサイトでは手持ち資金や勝率、リスクに対しての利益比率を入力するだけで、破産確率として取引における危険度を察知することができます。

「破産の確立」計算機

上記の破産確率がゼロになるよう損切りルールを作る必要があります。

流れは下記の通りです。

  1. 持てる資金のうちリスクに晒せる金額を決める
  2. 自身のエントリールールでリスク(損切り)とリワード(利益)の割合を1:2以上などで構築する
  3. エントリールールを守り、破産確率ゼロ及びリスクリワードの良いトレードを愚直に繰り返す

初心者の方向け

まだトレードルールや自分の勝率が分からない方は、デモや検証ソフトなどで『ルール構築』と『ルールを守った際の勝率』を認識することから始めましょう。
下記の記事も参考にしていただき、トレードルール構築から始めましょう。

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ルールが固まったら、ルール通りのトレードをデモや検証ソフトで20回ほど試します。
その際に資金が増えるトレードルールなのかを確認していきます。

『どういった取引をしたら勝率はどのくらいか?』、まずはここを軸として決めて資金に対して取れるリスク(損切り幅)を擦り合わせるイメージです。

損切りの注意点

損切りの注意点は大きく2つに分けられます。

上記のルール通りに許容損失を決めることができたら、ルールを守るだけです。
しかし、下記のようなことをしてしまうとトレードの期待値を大きく下げてしまうことになります。

  1. エントリー時に損切り注文を入れていない
  2. 損切り注文をずらしてしまう

①のエントリー時に損切り注文を入れていないというのは、損切りを含めたトレードルールを作ったにもかかわらず守る気がない事と同意です。

必ずエントリーする際は損切り注文(ストップロス)を設定しましょう。
毎度ルール通りで、都度注文が面倒で有れば、損切りを「設定したpipsで自動注文」してくれるツールもありますので活用しましょう。

②損切り注文をずらしてしまうのは、「自分のトレードルールに自信がない証拠」です。
今回、損切りになろうとも『同じルールを徹底することによってFXで勝ち越せる』ということを信じきれていないわけです。

ここの感情はトレード経験を積んだり、検証を繰り返したり、億トレーダーなどの裏付けがある手法を取り入れるなど、勝てるルールが確立できたら自分に自信を持つことです。

とはいえ、自分のトレードに自信を持つのがFXで一番難しいところですよね。
利益確定についても同じことが言えて、「ルール以上に利益を伸ばそうとして、建値まで戻される」などもルールを都合のいいように変えてしまっている典型です。

【まとめ】FXの損切りをマスターする

 

ここまで教科書的なことを言ってきましたが、私も損切りのに取り返そうと無茶なポジションの積み上げをして、『いけない成功体験』をしてしまうことがあります。

下記のツイートがそうですが、ルールを超えた損切り後に、ルールを超えたポジション数で取り返すという内容です。

とはいえ1つだけ下記のトレードから学べる内容があります。

それは冒頭でもお伝えした、「損切しても方向性に確信が持てれば入りなおす」といった部分です。

損切りがミスではなく、入るタイミングが悪かったというパターンが多く存在します。

方向性の判断が付くようになると、早めに損切りしタイミングを精査することによって容易に取り返すこともできるようになります。

 

トレードをしていると、どうしても当日をプラスで終えたいという欲求が出てきてしまいます。
しかし、上記のようなことをやっていると、近い将来破綻するでしょう。

口座を破綻に追いやる大抵のパターンが、「損切後の無茶なトレード」によるものではないでしょうか??

そこで損切後の自己抑制について考えてみます。
要するに『頭を冷やす時間を強制的に作る』という事です。

頭を冷やした結果、再度エントリーポイントについて考えて入りなおすのはありだと思います。

方向性の判断に迷いがある場合は下記のルールに従って「その日は終了する」がいいと思います。

相場で生き残っていればやがて「経験値」がたまり、わからないこともわかるようになってきます。

その日まで破産しないためのルール作りも重要です。

  • FX口座からログアウトする(ログインしてトレードするのを面倒だと思わせる)
  • PCの電源を切る
  • スマホのトレードアプリを削除する
  • お呂に入る
  • 外に出て散歩などをする

上記はふざけているように感じるかもしれませんが、実際にトレードし口座を飛ばしたことがある方なら試してみる価値ありです。

私の場合はスマホでトレードをしないのでPCの電源を落とし離れる事にしています。

さーくま
PCを切る前に最後の力を振り絞り「大負け場面のチャート写真」を撮っています・・・・