本記事ではトレードをシンプルにする方法についてお話ししたいと思います。
本記事でお伝えするのは、インジケーターが多すぎて「損切判断」「利確判断」、「少し耐える場面」の【情報がごっちゃ】になっていた過去の自分に向けて書いてみました。
同じようにトレードで迷われている方の参考になれば幸いです。
FX手法のシンプル化【まずは確認すべき3つのこと】
まず初めに。
この記事をご覧いただいている方は自分の実践している「手法」で本当に勝てるようになるのかと疑心暗鬼になってしまっているのではないでしょうか。
というのも、以前の私が勝てない日々が続き、「手法」を変えようかと考えたことがあったからです。
そこで、FX手法を変更する前に、まず以下の3点を確認してみましょう。
FX手法のシンプル化が必要かのチェックポイント
- エントリーのタイミングは明確ですか?
- 決済のルールは明確ですか?
- ボラティリティ(値動き)のある時間でちゃんと機能しますか?
この3つがしっかりと『YES』の場合、まずやるべきは「負けてしまう時の状況を確認すること」です。
なぜなら、原因が手法でない可能性が高いから。
ロット数やナンピンなど、「自滅」を促す要因が絡んでいるかもしれません。
上記の①②③が『YES』の場合はさらに深掘りして、原因を探ります。
手法を変えるべきか否かの要因を具体的にあげました。
FX手法のシンプル化が必要ないかもしれない部分を深堀
- 短期デイトレであれば、エントリー後に「含み益」はすぐに出ている
- そのエントリータイミングの「リスクリワードは1:2以上」の場面である
- 損切は「PIPS管理」ではなく明確なルールをもってしている
- 利確は「PIPS管理」ではなく明確なルールをもってしている
- 欧州16時からニューヨーク24時などボラティリティのある時間帯で取引した際の機能する
「上記の3つは当てはまらない」
上記の3つは当てはまるけど「なんだかうまくいかない」
そんな方は次へ進みましょう。
なぜこんなこと(FX手法のシンプル化)をするか?
私は以下の経験から迷走したので試してみました。
同じ経験がある方は試してみる価値ありです。
- エントリーの根拠は出たが、利確ルールのポイントまでいかず、「含み益からの損切り」で萎えた(損切ビンボー)
- 「一方は損切り示唆」、「一方は保有を継続示唆」といった感じでルールが分かれて困惑した(含み損の時なので保有を続けてしまうのが人間ですよね。)
- インジケーター多すぎ、単純にローソク足が見えない(※下記のごちゃ混ぜで訳がわからなくなりました)
※移動平均線:ボリンジャーバンド、マルチタイムフレーム、水平線、垂直線、トレンドライン、フィボナッチ
本題はこの先です。
FX手法をシンプル化する
使うのは水平線のみです。
FX手法をシンプル化する場合、一旦ロットを最小にして優位性の有無を確認しましょう。
私が行ったFX手法のシンプル化は以下の通りです。
- エントリーは5分足
- 1時間足と15分足で共通して高値と安値が止まっている水平線を引く
- 高値からショート、安値からロングの逆張り狙い(移動平均線から離れていると良い)
- 『利確』は直近の高安値、『損切り』は建値をローソク足実体が明確に抜けたら
- 上記の②③④の条件が揃い、かつ『リスクリワード1:2』以上でエントリー
- ショートで上抜けされるパターン
- ロングで下抜けされるパターン
この2点を分析し、出来る限り排除していく。
ここまで最小ロットでテストです。
FX手法のシンプル化テストに「手ごたえ」を感じたら
上記の感覚がわかってきた時に、私は「使えそうなインジケーターを戻してみる」なんてのもやってみました。
ここに「移動平均線」を加えてみると、少し気づくことがあります。
勢いの強いときは移動平均線からの乖離があり、水平線で揉み合うことが少なく、反発するか抜けて損切りかがわかりやすいです。
実際に「水平線を意識されるラインにひけていると反発してくれることが多い」ことに気がつきます。
(ポンドなんか抜けたと思ってもヒゲで水平線まで戻ってくることがよくありますよね。結局ここだったんかい!ってわかる場面です。)
シンプルな手法で「明確な根拠」をもてるとエントリーも決済も迷いがなくなりますよ。
【まとめ】FX手法のシンプル化
「手法を変える前の確認事項」
確認する理由として、「自滅負け」が多く、手法は優位性があるのに変更してしまう恐れがあるから。
- エントリーのタイミングは明確ですか?
- 決済のルールは明確ですか?
- ボラティリティ(値動き)のある時間でちゃんと機能しますか?
上記がちゃんとしている手法の場合、手法を変える前にもう少し検証してみてもいいかもしれません。
上記①〜③が「NO」の場合
最初ロットかつ『水平線』のみのトレードを試してみましょう。
FXトレードのシンプル化エントリーフロー
- エントリーは「5分足」
- 「1時間足」と「15分足」で『共通して、高値と安値が止まっている場所に水平線』を引く
- 高値からショート、安値からロングの「逆張り」狙い
- 『利確』は直近の高安値いずれか、『損切り』は建値(水平線かその近く)をローソク足実体が明確に抜けたら
- 上記の②③④の条件が揃い、かつ『リスクリワード1:2』以上でエントリー
FX手法のシンプル化とはレジサポ候補を単純化する事
『FX手法のシンプル化』を一言でまとめると、レジスタンスライン(抵抗線)・サポートライン(支持線)で、どれだけ単純にエントリーできるかにフォーカスした手法です。
「リスクリワードが1:2以上で、意識される水平線でエントリーするだけ」です。
ここでいう「水平線」が【レジサポ】ですよね。
つまるところFXは上げ下げの値幅を抜くゲームとするならば、「レジサポラインを抜けるポイントや反発ポイント」を見定める事で値幅が抜きやすくなるということです。
以上、手法でうまくいかないなとお悩みの方の参考になれば幸いです。