スキャルピングでのリスクリワードはどう決める?トレード場面も紹介

スキャルピングにおけるリスクリワードの決め方。トレード場面も紹介

スキャルピングで勝ち越すために必要な勝率とリスクリワードが分かれば、精密なエントリーが可能になり、手法の構築も容易になります。

本記事では5分足におけるスキャルピングのリスクリワードについて許容リスクや期待値の高い場面をお伝えします。

  ポンド系の低スプレッドが魅力!

5分足スキャルピングのリスクリワードについて

高勝率のスキャルピングとはいえ、少なくともリスクリワードが1:1.51:2ある場面だけでトレードするようにしましょう。

少なくとも1:1以上の場面でなければFXで資金を増やすのは困難です。

例えば10pipsの値幅を狙うなら、損切りは10pips以下でなければ割が合わないですよね?

薄利多売の商売みたいにたくさん販売して薄い利益を狙う(数pipsのトレードを繰り返す)のもいいですが、相場では普段と違う動きがいつ出るかわからないというリスクもあります。

直近2022年でいえば、「ウクライナとロシアの戦争」がそうです。

コツコツと高勝率の手法で積み上げた利益も、突然の戦争で【逆行損切り】なんてことも考えられます。

スキャルピングといえど、リスクリワードの良い少し有利な展開でトレードしていく習慣が必要なわけです。

23pipsを狙いに行って10pips損切などは厳禁です。

また他にもスキャルピングのリスクリワードを1:1.5以上にしておく理由があります。

それが手数料(スプレッド)問題です。

スキャルピングにおける手数料問題(スプレッド)

スキャルピングの手数料問題

ここではスキャルピングにおける手数料問題について考えます。
手数が多く、資金効率の良いスキャルピングですが、スプレッドという問題があります。
下記で具体例を付けてお伝えします。

スキャルピングで取れる値幅が少なすぎると『スプレッド』と『取引手数料』に圧迫されます。
(口座によってはスプレッド=手数料ではないのでご注意ください。)
ちなみに5万通貨でエントリーした際のXMの取引手数料がこちら。

{2022FXトレード}_2022-2-25_5-40-13_XMスプレッド

 

SnapCrab_{2022FXトレード}_2022-2-25_5-37-11_XMポンド円の取引手数料

XMのZERO口座の場合、ポンド円の取引手数料は768です。

それ以外にもトレーダーが支払うコストとして、売値と買値の差であるスプレッドがあります。

ちなみに0.5ロットだと1pip動くと500円が動きます。

10pips獲得で【勝ち分5000円ー手数料=利益】といった感じ。

1.5pips獲得で手数料トントン、それ以下だと赤字です。

意外と手数料って高いですよね。

ここはFX業者によってもだいぶ変わりますので取引銘柄によって業者選択の基準として考える必要があります。

  ポンド系の低スプレッドが魅力!

手数料のかかるZERO口座とはいえ、少ないがスプレッド(売値と買値の差)はあります。

上記の時間帯、ポンド円がスプレッド1PIPぐらいですね。

つまりこのタイミングでは、0.5ロットで売った瞬間に買い戻すと1pip損するのでマイナス500円となります。

また手数料と違いZERO口座であっても商いの薄い時間帯や『雇用統計などはスプレッドが広がる』ので上記の限りではなくなります。

つまり最低でも「取引する通貨ペアのスプレッド」と、「手数料」を払っても利益となるpipsをとれる場面がわからないとスキャルピングが成立しないわけです。

そんな中でここからは、スキャルピングで勝てるリスクリワードの場面をお伝えしていきます。

水平線タッチからの逆張りならリスクリワード1:5ぐらいは容易であり、日常的によく出くわします。

そんな場面を紹介します。

スキャルピングでリスクリワードのいい場面

大前提として損切りラインを背にしたトレードをルールとします。

利幅も期待できない分、損失は限定しないといけないわけです。

上記でお伝えしたリスクリワード1:1.5以上の場面で紹介します。

期待値の高いスキャルピング場面

下記の場面は、ドル円下割れしたかなと思いポンドドルをロングできないかと思って見ていたときの切り抜きです。

しかし、ドル円は水平線よりも上に戻してきてポンド円も水平線で反発上昇。
ポンドドルも下げないといった場面です。

  1. ポンドドルのチャートは黄緑の移動平均線で反発しそう
  2. ポンド円も水平線の下に1時間足の移動平均線が控えていた
  3. 「損切り場所がすぐ真下にある場所」からロング出来そうだった
  4. 瞬間的にポンドが揃って上昇した
  5. ユーロもポンドも上位足は弱くないので欧州通貨は買われている
  6. 利益確定はポンド円の移動平均線手前(ドル円上昇だから)

 

上記のようなタイミングでのスキャルであれば損は少なく、「短時間で10pips」は獲りやすい場面です。
スキャルにおけるリスクリワードが揃いつつ、日に何回も出くわすことが多く、且つ時間帯も限定できるという願ったりかなったりの場面です。

 

私は5分足でこんなことばっかりやってます。1日中ポジションを保有するのは苦手で、スマホやPCが気になってしまうので短期決戦です。
上記のようなスキャルピングでも0.5ロット×40pipsで2万円と悪くはないですよね。

ちなみに当たり前の話ですが、「1日に5万円」が獲れるようになると「一か月20日稼働」と考えて『月利100万円』です。
副業的にコツコツ積み上げていくにはスキャルピングは最適だと思います。

ちなみに利益確定までは5分足3本までを目安にしています。

理由としては5分足3本以上は15分足でトレードしてもいいわけで、5分足の根拠(短期決戦)ではないと考えているからです。

自分自身、5分足でエントリーしたのに「利益を引っ張ろうとして何度も建値決済やマイナス」を味わってきました。

損切りを広くとるのも精神的に合わないので、このようなやり方に落ち着いています。

スキャルピング練習

キャルピング結論は「習うより慣れ」

スキャルピングはルールを考えながらトレードするうちは難しく感じます。
エントリーから決済までが短時間で進むので、考えている暇がないんですね。

重要なのは「経験の積み重ね」であり、例えるなら「お箸を持つ方が右手、お茶碗は左手」と考えなくても出来るように、『こうなったらこうする』という反応を体得するイメージです。

だからこそ簡単な必要事項を学んだら「習うより慣れろ」だと思います。

とはいえいきなり実弾スキャルピングトレードをするのは難しいと思うので、下記にスキャルピングの練習における優先事項を挙げてみました。

スキャルピング練習の優先事項

  1. デモ口座で何度もトライしてみる
  2. 少額で何度もトライしてみる
  3. 短期デイトレにフォーカスしたFX学習教材を漁る

③のFX教材などは、デモ口座などでトライしてからのほうがより理解しやすいかもしれません。

初心者の方は無料のデモ口座(どこのFX業者もあるはずです)からはじめてみるのが良いと思います。

本ブログの内容は私が実践している5分足の短期トレード(ほぼスキャルピング)ですので、他の記事も参考になさってトライしてみてくださいね!

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