ポンド円のスキャルピングが上手くなりたい人に向けて、5分足で行うスキャルピングについてお伝えしたいと思います。
ポンド円であれば1日100pips以上は上下の値動きがあるわけで、そこから15pipsを抜くのはそこまで難しいことではありません。
私が実践している方法を見せながら詳しく解説します。
FXを月に20日間稼働したとして、スキャルピングで1日15pipsで計算しても、月間300pipsは抜けるわけです。
こんなに単純にはいかないとは思いますが、単発エントリーで単純計算しても下記の通り。
ちなみにこの計算は私の通常ロットです。
本記事では癖の強いポンド円でのスキャルピングで、硬い場面をお伝え出来ればと思います。
ちなみに1分足の秒スキャなどに比べると、難易度は高くないといえます。
1分足の秒スキャに比べてエントリーから決済までの時間的余裕があるからです。
【結論】ポンド円スキャルピングの取引手法
クロス円の相関した動き、またはポンドドルとの相関した動きだけを狙います。
上記の相関と合わせて、個別チャートで前回高値(安値)をぶち抜いたらエントリーします。
専門知識が無くても、やり方だけ理解すれば問題ありません。
やっているうちに専門的な知識は、脳ミソに勝手に刷り込まれていくので!
下記のツイートをご覧ください。
2021年7月12日(月)21:30からのポンド円、ポンドドルの揃い上げです。(ポンド円の縦線は21:00です。)
ポンド円をショート(黄色枠)してチキン利食いだったかと思ったら、めちゃくちゃ上昇してますね。
逃げ遅れず良かったと言うべきか、ポンドの相関上げに乗れなかったと悔やむべきか。
とにかく「揃って動いている通貨の逆張りだけはしない」ようにと『1HMAぶち抜き』をみて思いました。 pic.twitter.com/0UZ02bsRbv
— さーくま@FX (@Sakuma_FX) July 12, 2021
ポンド円に関しては1時間かからず70pips以上上昇しています。(この時ポンドドルは40pips以上上昇)
ポンド円の『前回の高値をぶち抜いたタイミング』でポンドドルも揃ってあげていたらエントリーでいいと思います。
損切りは抜いたはずの前回高値を下回ったら。
利益確定は、ポンドが揃ってるうちは前々回の高値でいいでしょう。
利確は少し難しいです。
私の場合、ポンド揃いが崩れたらすぐに逃げてしまいます。
とはいえ、こういった場面を見つければ5分足に1本付き合うだけで15pipsは余裕で抜けますね。
まさに時短手法です。
こういう場面って実は、ほぼ毎日見かけます。
揃って動いている時間が長かったり、短かったりはするんですが、始まりのタイミングさえ掴めれば同じことです。
なぜなら、『最初から15pips程度を狙うスキャルピング』なので、5分足のレンジ内でも充分狙える値幅なんですよね。
広い目で見るとスキャルパーだけでなくデイトレーダーも狙っている部分は重なります。
大きく動くポイントは他の時間軸のトレーダーも多く意識しているポイントですからね。
具体的なタイミングについて
私のようにサラリーマン兼業トレーダーさんは、21:00と21:30はNY市場スタートに伴い大きな動きが出る可能性があるので構えておきましょう。
※私の場合、NY時間に関してはドル円に対してポンドドルを見ることが多いです。
理由は米ドルが主役の時間だからです。
とはいえ、ドル円、ユーロ円、ポンド円など『クロス円が揃っていたらチャンス』です。
下記ではポンド円の「スキャルピング手順」について、3つに分けて順番に解説します。
- 取引時間を決める
- ポンド円個別チャートの確認
- 『ポンドドル』もしくは『ドル円ユーロ円』など一緒になって動く通貨ペアを見極める
手順1『FXでスキャルピングする際は取引時間を必ず決める』
ポンド円ならずとも、スキャルピングする取引時間は明確に決めましょう。
理由は値動きある時間でないとテクニカル分析の信用度が下がり、短期のトレードでは勝率が下がるためです。
欧州 16時〜18時
NY 21時〜23時
上記の時間帯、特に市場開始したタイミングや1時間足の切り替わりが動きやすいです。
短時間で利幅をとりたいスキャルピングは値動きのしっかりある時間を選択します。
手順2『5分足でポンド円個別チャートの確認』
上記のツイートでポンド円の上昇前を見ていただくと、安値を更新できず上昇しています。
考え方として安値(高値)を更新できない場面は、強い反対圧力があることをイメージしましょう。
こういった反発などを想定して、手順3の確認に移ります。
手順3『5分足でポンドドルやユーロ円など一緒になって動く通貨ペアを見極める』
ツイートではポンドドルが揃って上昇しています。
つまり『ポンド』が『円』や『ドル』を無視して、圧倒的に買われた場面です。
とはいえ、ポンド円(70pips)の方がポンドドル(40pips)より、上昇が強いですよね。
ここからわかるのは下記の3つです。ちなみにドル円は上昇していました。
- ポンドに対して影響力が弱いのは円
- 円に対してドルが買われている
- ドルに対して円が売られている
円の影響が強い場面ではドル円、ユーロ円、ポンド円が同じような形状になりやすくなります。
・円が世界的に買われている
・クロス円が全て上昇=円が売られている
円の影響が強い相場では押し目や戻り目でエントリーを検討してみるのもいいでしょう。
利確や損切りの目安は上位足(1時間足など)のサポレジ(高安値)やクロス円の揃った動きが崩れた時が逃げ時です。
【参考トレード】
下記のツイートをご覧ください。
円揃い下げと思ったが、ポンド揃い下げだったパターンが下記です。
想定と違うのでサクッと逃げました。
2021年7月12日(月)NY時間
クロス円下げでショートしたのに、ポンド揃い下げ。
結果オーライですが下記の根拠と結果が違う。【根拠】
・ドル円の1HMA下抜け
・ポン円の15分MA上抜けできず
・ユロ円はMAの間
・ドル円下げだが、ポンドル上がらず
・損切は15分MA上抜け
・リスクリワード1:1.5 pic.twitter.com/8RmgQEugrg— さーくま@FX (@Sakuma_FX) July 12, 2021
【まとめ】時短で稼ぐ、ポンド円スキャルピング手法。
- 取引時間を決める
- ポンド円個別チャートの確認
- 『ポンドドル』もしくは『ドル円ユーロ円』など一緒になって動く通貨ペアを見極める
①「取引時間を決める」
下記の時間帯に絞ることによって、明確にトレードしない時間が生まれます。
【日本 9時〜11時】
【欧州 16時〜18時】
【NY 21時〜23時】
更に個人的に気にしている時間帯別の通貨ペアの視点は下記のチャートのとおりです。
#FX なんか勝てるようになった時の変化。
見てる時間によって通貨ペアの軸を分けてたことに気付いた時
勝てないうちは『なんかやれるのないかな?』だったけど、今は違う。【東京時間の軸】
ポンド円、ユーロ円【欧州時間の軸】
ポンド円、ポンドドル【NY時間の軸】
ポンドドル、ユーロドル— さーくま@FX (@Sakuma_FX) June 13, 2021
②「ポンド円個別チャートの確認」
これも下記のツイートが参考になればと思いますが、「邪魔な移動平均線をぶち抜いて押したところをロング」なんて場面はチャンスですね。
時短その①「取引時間を決める」ではよく見かける光景です。
2021年7月15日(木)NY時間
ポン円、ポンドルロング
21時前に一旦利確。【根拠】
・ドル円上昇
・ユロポン下降
・ユロ円も上げ基調だった
・ポン円ぶち上げ後の押しでロング
・ドル円強いのでポンドルは弱気の1ポジロング15分MA下抜けでポンドル損切したのに戻ってきやがった(笑) pic.twitter.com/ZXrmRqzIQC
— さーくま@FX (@Sakuma_FX) July 15, 2021
③『ポンドドル』もしくは『ドル円ユーロ円』など一緒になって動く通貨ペアを見極める
上記①と②で時短エントリーのポイントが把握できました。
次は実際の「エントリー判断」と「利確や損切基準」を測る目安になります。
②「ポンド円個別チャートの確認」のツイートではポンドドルも同時に見ています。
詳しくはツイートの【根拠】をご覧ください。
これが③『ポンドドル』もしくは『ドル円ユーロ円』など一緒になって動く通貨ペアを見極める部分です。
このツイートの時はポンドドルを損切しましたが、「狙いはポンドの揃い上げ」でした。
結果は『ドル円ユーロ円』など一緒になって動くパターンに近くなりました。
なのでポンドドルは追わず、「ポンド円のスキャルピングに切り替えて増し玉」した感じです。
そして本来の推奨時間①の前にエントリーしているので、21時前には決着をつけています。
なぜなら①の時間帯に突入すると「大きな動き」が出る可能性があるため利益だけは確保し、次のエントリーチャンス待つべきだからです。
行動の仕方
まずは上記①の時間帯でチャートを観れる時間を確保し、どのような動きをするのか見てみるようにします。
次に小ロットかデモ口座を使い、②のツイートような「押し目でロング」などを試してください。
この時に重要なのは「負けるときに何PIPS」、「勝つときに何PIPS」かを始めに考えることです。
考える順番も非常に重要で「負けるとき何PIPS」なのかを先に把握しましょう。
かっこいい言いかたにすると「リスクリワードを測る」というやつですね。
負けるときの想定が小さいほど良くて、負けより勝ちのPIPSが少ない場合はエントリーを見送ります。
値動きのある時間帯に絞り、ポンドドルや円シリーズと揃って動いているかを確認。
ポンド円5分足のリスクリワードの良い場所(負けの少ない場所)でエントリーする。
利益確定や損切りは直近の高値や安値、付近の移動平均線など欲張りすぎない事もポイントです。
ポンド円のスキャルピングについてのポイントは以上です。
言葉で言うのは簡単ですが、いざ自分のお金でトレードするとプレッシャーや恐怖が付いて回ります。
この辺は経験を積んだり、学習する事によって次第に慣れてくるものです。
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とはいえ投資系は、「うさん臭い」と感じるものが多いので私が実際に購入した教材レビュー記事があるので興味がある人はどうぞ。
今回は評判の高い『デイトレ大百科』について詳しく解説していきたいと思います。 作者の及川圭哉さんはFXismを主催し、現在も現役のトレーダーとして活躍。億超えの実績を残されている有名FXトレーダーです。デイトレ大百科以外にも塾[…]