ネットで「マルチタイムフレームは意味ない」という内容を目にし、
と思いい、今回は記事にしました。
なぜなら、本記事にも載せているリアルトレードのTwitter投稿を見てわかる通り、私はマルチタイムフレーム(以下、MTF)には大変お世話になっているからです。
つまり「意味ない」なんてことはないので、しっかり解説させていただきますね!
とはいえ、反対意見も貴重・・・・
なのでMTFは意味がないという意見も真摯に受け止めつつリアルトレードの投稿を交え有用性を解説したいと思います。
本記事を見ていただくとわかることは下記の3つです。
2. 損切りのMTF活用術
3. MTFで利益を伸ばす方法
【結論】マルチタイムフレームは意味ないのか?
結論を先に言うと、マルチタイムフレームは意味あります!
その理由として、マルチタイムフレーム(MTF)を簡単に「おさらい」します。
5分足チャートに15分足や1時間足の移動平均線を表示し、『上位足のリアルタイムな動きを見つつ下位足でトレードタイミングを測る』という使い方がMTFでは一般的です。
マルチタイムフレーム=上位足で「相場予想」しつつ、下位足で「相場対応」もできるインジケーターという考えだからです。
よく「上位足からチャート分析しましょう」とは言いますけど、これって異なる時間軸を分析する『マルチタイムフレーム分析』に他ならないですよね。
だったら、自分がトレードする時間足チャートに上位足を表示させちゃいましょうという、理にかなったインジケーターだと思います。
MTFは意味がないという意見について
1分足トレーダーだから、よほどのトレンドでなければMTFは必要ないんだよね〜
1時間足トレーダーだから日足などの動きは当てにならないもん。
以上の意見も「確かに」と思う点もあります。
1分足でトレードするならば、「上下のうねり」から小さい利幅を狙うのかと思いますが、これって上位足ではレンジでも1分足では大いなるトレンドだったりしますからね。
1時間足のトレーダーさんの言うこともわかります。
日足1本の値動きの中には、24本の1時間足が内包されている訳ですが、よほどのトレンド発生時か節目のレジサポでもない限りMTFとチャンスが絡む瞬間を見出せないのかもしれないですね。
とはいえ私は5分足でMTFを有効活用させてもらっているので、ここはしっかり伝えたいと思います。
自分が実際のトレードで生かしている有用性は伝えつつ、普段やらないトレード時間軸の話は否定も肯定もしないでおきます。
以下で5分足MTFの有用性を深掘りしていきます。
1. エントリーのMTF活用術
5分足エントリーでMTFを使うときは、1時間足のMAを重視しています。
数日間ポジションを持つトレーダーさんなんかは1時間足でタイミングを測ってエントリーしているという印象があるので、1時間足のMAやレジサポは意識されやすいと思っています。
下記の投稿2枚目【延長戦】はMTFを根拠の1つとして「ポンドドル」ショートエントリーした例です。
4時間足(緑のチャート)が下げ目線と言う考えですが、実際の5分足エントリーは1時間足MA(青いカクカクの線)に阻まれての下降を狙いにいっています。
ちなみに1枚目は損切り目安についての項で解説します。
まとめると下記の通り。
短期足=相場対応 5分足で1時間足MAタッチからショートエントリー
2021年10月6日(水)NY時間 【延長戦】
目線(4時間足)は合っていても、いつ下がるかは僕にはわからない。
たまたまうまくいっただけ。
だから明日もコツコツやる。 pic.twitter.com/nZ8RgJ4KHE— さーくま@FX (@Sakuma_FX) October 6, 2021
2. 損切りのMTF活用術
下記のツイートはポンド円&ポンドドルのショートを「損切り」した場面です。
損切りの理由はポンドドルが1時間足MA(青のカクカク線)を上抜けたので損切りしました。
実はこの損切りの後に「1. エントリーのMTF活用術」のツイートで取り返しています。
MTFの上位足MA上抜けで「しっかり損切り」は済ませ、結局「抜けきれなかったので再度ショートした」と言う場面でした。
2021年10月6日(水)NY時間
久しぶりに派手にやってしまった。
21:15の指標が終わるのを待ってポンドをショート。目線を固定しすぎ、損切が遅れました。
本日は潔く「負けを認め」終了。
また明日からコツコツです。 pic.twitter.com/aRUFS92bnE— sakumafx (@Sakuma_FX) October 6, 2021
3. MTFで利益を伸ばす方法
上位足の方向性と合っているので利益を引っ張っているトレード。
時間が経つにつれて15分足MA(黄緑のカクカク線)や1時間足MA(青いカクカク線)も下に垂れてくるので、上抜けされるまでポジション引っ張ることによって下降トレンドに乗ったトレードを実現。
とはいえ、私はビビってすぐに利確しちゃいました。
しかし本来は『建値ストップ』を置いて、負けない状態で利を伸ばすのが理想であり、MTFで上位足の方向性が確認できているうちは安心して利を伸ばしていいと思います。
2021年9月20日(月)欧州~NY
ポンド円3ポジショート。
建値ストップを置いて保有中。本日負けはないけど自分のルール(短期決戦)でもない。
トレードの引き出しを増やすべくデイトレを徐々に組み入れていきます。ユーロ円やユーロドルの上位足MA下向きで、ユロポン上昇なのでポンドは下。 pic.twitter.com/q9Q8lnedtZ
— さーくま@FX (@Sakuma_FX) September 20, 2021
上記のツイートでも使わせてもらっているMTF
ちなみに上記で使用しているマルチタイムフレームインジケーターは「天才チャート」という、億トレーダー及川圭哉さんのチャートです。
天才チャートを使った短期デイトレの教材や、ユーチューブ動画配信などもされています。
ちなみに5分足用のマルチタイムフレームインジケーターだけが欲しい方は、こちらのリンクから「天才チャート」を無料でダウンロードできます。
【まとめ】マルチタイムフレームは意味あった
短期足MA=相場対応(エントリー、損切り、利確)
マルチタイムフレームの有効な活用方法3点
ポイント1:エントリー根拠にする
表示している上位足MAを「押し目や戻り目の反発点」という根拠の1つとして上位足と同じ方向へエントリー(順張り)する。
ポイント2:損切り位置にする
エントリー時の思惑と違った場合、損切り位置としてマルチタイムフレーム上位足を活用する。
『5分足チャートが1時間足のMAを抜けたら損切り』など短期足の損切り目安にする。
ポイント3:エントリー後、利益を伸ばすための活用
「エントリー後に利が乗って、マルチタイムフレームの方向性が長期足の相場予想した方向へ向かうなら、上位足の抵抗線まで利益を伸ばす」などの使い方。
マルチタイムフレームでの短期トレードを体系的に学ぶなら、下記の記事も参考にしてみてください。
有料FX教材(2万円)ですが実際に私が購入し、現在のトレードの基礎として大いに活用しているものです。
もちろん無料で転がっている情報でも、しっかり取り組めば勝てるようにはなると思います。
今回は評判の高い『デイトレ大百科』について詳しく解説していきたいと思います。 作者の及川圭哉さんはFXismを主催し、現在も現役のトレーダーとして活躍。億超えの実績を残されている有名FXトレーダーです。デイトレ大百科以外にも塾[…]