FXの失敗について告白したいと思います。
『大ロスカットのやっちまった話』です。
今まで獲得したことないpipsを失いました。
大きく勝てないのに大きくは負けられるFXの怖い話です。
ロスカットの失敗談をもとに原因や対処法をお伝えしたいと思います。
私のような思いをする人が出ないように・・・
「FXの失敗」ロスカット例と3つの対処法
画像の通り、レンジを突き抜けての上昇に逆方向のポジションで付き合ってしまい「大ロスカット」でした。
自分の反省用にコメント付きで保存しています。
ちなみにこれはスキャルでエントリーし10~15pips(オレンジの四角で囲ったレンジの上限から下限)を取ろうと思ったショートポジションです。
この絵をみて今思うと、「ロングはしてもショートはないだろ」と自分でも思います。
しかし、この時は「指標から5分経過して動きがない」とみて、『指標でレンジを上抜けしなければ下だ』と思っていました。
ポンドドルの「トレンドライン割れ」(オレンジの斜め線)の転換に固執していたんだともいます。
瞬間的に、マイナス150pips(損失150,000円)の大失敗。
その後にドテンロングでキズを広げました。
この日は当日収支マイナス17万の大負け。
普段は「1ロット(10万通貨)」 × 「2~6発」のエントリーで、『1日当たり3~5万の利益』をスキャルで抜くやり方だったので、当日の回収は不可能でした。
- そもそも上昇トレンドだったので、ショートする場面ではなかった
- 「指標から5分経過して動きがない」とみて、エントリーしたが甘かった
- キズを広げたのは、ドテンやナンピン(分割エントリー)でうまく立ち回ろうなんて舐めたことをした結果
対処法については詳しく書いております。
自分なりに大ロスカットの対処法を検証しました。
とても苦しい作業でしたが、この記事をご覧の方々が、同じような大失敗を防ぐための参考になれば幸いです。
対処法①ナンピンや分割エントリーは慎重にする
ナンピン(分割エントリー)は適切なエントリー位置を確信できてからやる
とにかく引きつけるということですね。
まだ、エントリー位置が曖昧なうちに打診だからとやってしまうと、逆行した際には損切れなくなります。
マイナス150pipsもの逆行ってオカシイとお感じではないでしょうか?
そうです、いくら重要指標と言えど、実際にレートは150pipsも上昇していません。
私はこのとき、「複数のポジションを同時に保有」していました。
打診でエントリーなんてことをやっていたんで、逆行したらナンピンしたらいいやと思っていました。
「ナンピンは大きく勝てることも多いですが、いずれ後悔する確立が高い」と身にしみました。
「自分はここでエントリーして、次のサポートを抜けたら損切する」
「だから、次のサポートでは最後のナンピンを1つだけする」
このように明確な基準をもってナンピンや分割エントリーはやるべきでした。
対処法②重要指標はトレードを控える
アメリカ・日本・イギリス・EUの重要指標発表時はエントリーしない
こんなの当り前だと言われてしまいそうですよね。
今回も発表直後は静観していたですが、5分後に吹き上げるとは「予想」していませんでした。
そもそも5分後の吹き上げも「単なる上昇トレンドの継続」だったのかもしれませんし、「指標で好材料が出た」のかもしれません。
つまりトレードは「予想」でしちゃいけないんですね。
動きが出てから「押し目を買う」や「戻りを売る」でも全然間に合うのにアホでした。
1回1回の勝ちにこだわりすぎず、『自分の手法の期待値で戦う』ということを今回は学ばせてもらったと思います。
対処法③ストップロスの設定
正気を保って損切りできる境界線のSL設置
SL=ストップロス(損切ラインをきめる)
上記の例で言うと「レンジを上に抜けない」という前提でショートしているにもかかわらず、タイトなストップロスを決めていなかったので損切が遅れました。
(実際にはオレンジ四角枠のさらに上に、後述の※自動設定ストップロスはあった)
いや、損切をためらったと言ったほうがいいですね。
一瞬、思考停止したんです。
狂気の150pips損切りでした(苦笑)
普段は損切は出来るほうだと思っていたんですが、ダメでしたね。
- 普段は獲得することのないpipsをマイナス側で見ると、即座に損切れない(私の場合)
- 損切のラインはストップロス注文を入れておきましょう
「プロコン改」は通常、エントリーと同時にマイナス20pipsで損切注文が入るようになっています。
私は損切ラインの設定をマイナス15pipsに変更していますが、エントリー後にマウスで損切ラインは動かせるので、今回はもっとタイトにするべきでした。
【まとめ】FXの失敗。大ロスカットの対処法
ナンピンする癖が付いちゃってたり、損切注文しておくのが面倒だったり。
指標なんて確認してなかったなんてのもあったり(笑)
要するに、大負けするときって下記の3つをどれか怠った時じゃないでしょうかね。
- ナンピンや分割エントリーする位置は「引きつける」
- 重要指標はエントリーを避ける
- ストップロス注文を入れておく
【行動指針】大負けした後は徹底した資金管理=メンタル保全
重要なのは大負けした後です!
資金管理=メンタル保全の重要性!
「私は資金管理とはメンタルの保全のためにしています。」
あなたは資金の何%を失う覚悟がありますか?
私はこの後の年末相場も負けました。
この「大負けを今年のうちに取り返したい」という根性で相場に臨み、結果として資金管理をおろそかにしました。
『資金が減ったのにロットは下げなかった』のです。
被害も甚大でした。
このときに証拠金が100万円を割っていたのに、1ロット(10万通貨)で取引し続けたんです。
証拠金が減ったことに伴い、ロットを落とさなかったので「結果的にハイレバ・ハイロット」になってしまいました。
こうなると「もうこれ以上は負けられないというメンタル」となり、1番の影響は『利確』にでました。
普段なら利食いする場所で「利を引っ張る行動」をし始めました。
結果として20pipsの含み益が、マイナス20pipsの損失で終えたりと、トレードが崩れてしまいました。
特に「負けた後の資金管理」を怠ると、証拠金維持率が低下したからもうこれ以上は減らしたくないという思考になる。
結果、『普段勝てているトレードが崩れてしまう』ことを再確認しました。
結論:負けたらロットを落とそう
ナンピン(分割エントリー)してた方へ、「大負け」した後の行動指針
ナンピンもしくは分割エントリーを、『最終的に入れる場所で1発目のエントリー』をしてみましょう。
当たり前のことですが、その先はすぐ「損切りポイント」のはずです。
大きなロスカットをしてしまった後は『機会損失より、損失回避を優先すべき』ときです。
今は打診エントリーを避けて、損切りポイント付近まで引きつけてエントリーです。
結果として儲からないことが続きますが、負けてすぐに終えるより、『相場に居座り続けることが、いずれ訪れる成功への見えないステップ』となることでしょう。